プレオルソは何歳から?年齢・費用・メリットデメリットを徹底解説 | 札幌東区東苗穂の歯科・歯医者よな歯科クリニック

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プレオルソは何歳から?年齢・費用・メリットデメリットを徹底解説

子どもの歯並びが気になる…でも、矯正はいつから始めたらいいの?プレオルソって、何歳からできるの?この記事では、プレオルソの適正年齢や始めるタイミング、メリット・デメリットを詳しく解説します。お子さんの歯並びのことで悩んでいる保護者の皆様、ぜひ最後まで読んでみてください。

プレオルソとは?仕組みと特徴を解説

子どもの歯並びでお悩みの保護者の皆様、プレオルソという言葉を耳にしたことはありますか?プレオルソとは、永久歯が生え始める前の乳歯列期や混合歯列期に行う、早期の歯列矯正治療です。 お子さんの将来の美しい歯並びと健康な噛み合わせを育むために、近年注目を集めている治療法の一つと言えるでしょう。では、具体的にプレオルソとはどのような治療なのか、その仕組みと特徴を詳しく見ていきましょう。

プレオルソの仕組みと治療方法

プレオルソは、マウスピース型の矯正装置を使用します。このマウスピースは、お子さんの歯並びに合わせ4つのタイプ/複数サイズ/2種類の硬さ素材(ソフト/ハード)があります。装置を装着することで、歯の生え方や顎の発育を誘導し、歯並びの乱れを予防したり、改善したりする効果が期待できます。治療方法は、お子さんの年齢や歯並びの状態、顎の発育状況などを考慮して、歯科医師が丁寧に計画を立ててくれます。定期的な通院が必要となり、状態に合わせてマウスピースを交換したり、調整したりすることもあります。

プレオルソの特徴:マウスピース型矯正装置

プレオルソの大きな特徴は、取り外し可能なマウスピース型矯正装置を使用することです。従来のワイヤーを使った矯正装置と比べて、装着感が優しく、お子さんにとって負担が少ない点がメリットです。また、弾性があり壊れにくい素材を使用し、印象採得や装置調整が不要で、取り外し可能なため衛生的であり、口腔筋機能療法にも効果があり、食事や歯磨きの際にも取り外せることで口腔衛生を保ちやすく、虫歯予防にも繋がります。

プレオルソと他の矯正方法の違い

プレオルソは、永久歯が生え揃ってからの本格的な矯正治療(本格矯正)とは異なり、歯並びの悪化を防いだり、改善を促したりする早期治療です。本格矯正では、ワイヤーを用いた装置を装着し、歯を直接動かして歯並びを整えます。一方、プレオルソは、顎の成長を促したり、歯が生えるスペースを確保したりすることで、歯並びの改善を促す点が大きく異なります。プレオルソは、本格矯正に比べて費用も抑えられる可能性があります。しかし、全ての歯並びの不正に対して効果があるわけではなく、プレオルソが適応となるケースと、本格矯正が必要となるケースがあります。お子さんの状態を正確に診断し、適切な治療法を選択することが重要です。

プレオルソの適正年齢は?何歳から始められるの?

お子さんの歯並びが気になる、でもプレオルソはいつから始めたらいいのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。プレオルソは、永久歯が生え始める前の乳歯列期から始めることができる早期矯正治療です。しかし、始める年齢は、お子さんの歯並びの状態や成長段階によって異なります。この章では、プレオルソの適正年齢や、始めるタイミング、そして早すぎる・遅すぎる場合のリスクについて詳しく解説します。

一般的に推奨される年齢

プレオルソは、一般的に4歳〜6歳頃から始めることが多いと言われています。この年齢は、乳歯がほぼ生え揃い、永久歯が生え始める時期と重なります。このタイミングで始めることで、永久歯が生えるスペースを確保したり、歯並びの不正な成長を早期に抑制したりすることが期待できます。しかし、これはあくまで目安であり、お子さんの状態によっては、もっと早い時期や遅い時期に始めることもあります。

年齢別適応の目安

プレオルソは、年齢によって適応できる範囲が異なります。具体的には、以下の通りです。

  • 4歳〜5歳頃:受け口(反対咬合)に関しては、早期介入を行うケースがあります。この時期は、顎の成長を促すことを目的とした治療が中心となります。
  • 6歳〜10歳頃:出っ歯(上顎前突)や受け口(反対咬合)や深い噛み合わせ(過蓋咬合)に関して介入を行います。永久歯(前歯)が生え始める時期であるため、永久歯の萌出(歯が生えてくること)を誘導したり、生え方を確認したりしながら、より精密な治療を行うことが可能です。この年齢になると、より複雑な歯並びの不正にも対応できるようになります。
  • 11歳以降〜:初診や初めての治療としてプレオルソを始めるには、永久歯がほぼ生え揃ったこの時期では十分な効果が得られにくいため、通常は本格的な矯正治療が検討されます。ただし、すでにプレオルソによる治療を継続している場合には、その効果を維持しながら、必要に応じて次のステップである本格矯正へ移行することも可能です。

ただし、これはあくまでも目安であり、お子さんの状態によって最適な開始時期は異なります。正確な判断は、歯科医による診察が必要です。

早すぎる・遅すぎる場合のリスク

プレオルソを始める時期が早すぎたり遅すぎたりすると、それぞれリスクがあります。

  • 早すぎる場合:治療効果が十分に得られないだけでなく、顎の成長に悪影響を及ぼす可能性があります。また、プレオルソはお口に入れて使用する装置であるため、お子さまがまだ幼すぎると、長時間装着を続けること自体が難しいケースもあります。治療にはお子さまの協力が不可欠なため、理解力や年齢に応じた対応が必要です。
  • 遅すぎる場合:歯並びの不正が進行し、治療が複雑化したり、治療期間が長くなったりする可能性があります。場合によっては、抜歯が必要になるケースも増えます。早期に治療を開始することで、非抜歯で済む可能性が高まることもメリットの一つです。

そのため、プレオルソの開始時期は、お子さんの成長段階や歯並びの状態を総合的に判断して決めることが重要です。歯科医とよく相談し、最適なタイミングを見極めるようにしましょう。

プレオルソの適正年齢は、お子さん一人ひとり異なるため、歯科医師による検査と診察が不可欠です。気になることがあれば、早めに歯科医院を受診し、相談することをお勧めします。

プレオルソのメリット・デメリットを徹底解説

プレオルソは、お子さんの歯並びの早期改善に期待できる治療法ですが、メリットだけでなくデメリットも存在します。治療を始める前に、メリットとデメリットをしっかりと理解し、ご家族でよく話し合ってから決断することが大切です。ここでは、プレオルソのメリットとデメリットを詳しく解説します。

メリット:早期治療による効果、非抜歯の可能性、生活への影響が少ない

プレオルソの最大のメリットは、早期に歯並びの不正を改善できる点です。永久歯が生え始める前に治療を開始することで、顎の成長を促し、歯並びの改善を促す効果が期待できます。そのため、将来的な抜歯が必要になる可能性を低減できるケースも多いです。また、プレオルソは主に夜間に使用することから、日常生活への影響が少ない点も大きなメリットです。食事やスポーツにも支障が少なく、お子さんの負担を軽減できます。

デメリット:治療期間、費用、効果の個人差

一方で、プレオルソにはデメリットも存在します。まず、治療期間が比較的長い場合があります。効果が現れるまでには、個人差があり、数ヶ月から数年かかるケースもあります。治療期間が長引けば、その分費用も増加します。さらに、プレオルソの効果には個人差があり、すべてのケースで効果が期待できるわけではありません。お子さんの状態によっては、プレオルソだけでは十分な効果が得られない場合もあり、その後、本格的な矯正治療が必要になる可能性もあります。治療効果を最大限に発揮するためには、お子さまの前向きな取り組みと、保護者の方による日常的な見守りやサポートが大切になります。

プレオルソは、早期治療によるメリットが期待できる反面、治療期間や費用、効果の個人差といったデメリットも考慮する必要があります。これらのメリットとデメリットを総合的に判断し、お子さんの状態やご家庭の状況に最適な治療法を選択することが重要です。歯科医師との綿密な相談を通して、最適な治療計画を立てましょう。

プレオルソ治療にかかる費用と期間

プレオルソ治療を始める前に、気になるのは費用と期間ですよね。ここでは、プレオルソ治療にかかる費用と期間の目安、そして治療の流れについて詳しく解説します。治療費用の負担や治療期間の長さは、お子さんの状態や治療計画によって大きく異なるため、事前にしっかりと確認しておきましょう。

治療費用の目安

プレオルソ治療の費用は、使用するマウスピースの数や治療期間、通院回数などによって変動します。そのため、正確な費用を知るためには、実際に歯科医院を受診して検査を受ける必要があります。しかし、一般的な目安として、1本あたり5万円から10万円と考えるのが良いでしょう。治療期間が長くなるほど、費用も高くなる傾向があります。また、矯正治療には保険が適用されないため、全額自己負担となります。治療費用の支払い方法については、クレジットカード・デンタルローンなどに対応している医院もありますので、相談してみることをお勧めします。

治療期間の目安

プレオルソ治療の期間は、お子さんの年齢や歯並びの状態、治療計画によって大きく異なりますが、一般的には1年から3年程度かかると言われています。早期に治療を開始した場合、比較的短期間で効果を得られる可能性がありますが、状態によっては長期的な治療が必要となるケースもあります。治療期間中は定期的な通院が必要となるため、スケジュール調整をしっかり行いましょう。治療期間を短縮するためにも、歯科医の指示をきちんと守り、自宅でのケアをしっかり行うことが大切です。

治療の流れ

プレオルソ治療の流れは、以下のようになります。

  1. 相談・検査:まず、歯科医院を受診し、お子さんの歯並びの状態を詳しく検査します。レントゲン撮影や口腔内写真撮影などを行い、治療計画を立てます。
  2. 診断・治療計画の決定:検査結果に基づいて、治療計画を決定します。治療期間や費用、治療方法などを詳しく説明を受け、納得した上で治療を開始します。
  3. マウスピースの選択:検査結果に基づいて、お子さんの歯に合わせたマウスピースが選択されます。
  4. 装着開始:装着時間は、家にいるとき1時間と寝るときになります。
  5. 定期的な通院:治療中は定期的(装着して寝ることができれば、2~3か月に1回)に歯科医院に通院し、歯並びの状態をチェックします。必要に応じて、マウスピースの調整や交換を行います。
  6. 治療終了:治療計画に沿った目標が達成されると、治療は完了となります。その後も、定期的な検診を受けることが大切です。

治療期間中は、定期的な通院が必要になります。治療計画や費用、治療期間などについては、担当医とよく相談し、疑問点を解消してから治療を開始することが重要です。不明な点があれば、遠慮なく質問するようにしましょう。

プレオルソ治療を受ける前に知っておきたいこと

いよいよプレオルソ治療の開始を検討する段階ですね。お子さんの未来の笑顔のため、後悔のない選択をするために、治療を受ける前に知っておくべき重要なポイントを3点に絞って解説します。しっかりと準備を進め、安心して治療に臨みましょう。

治療開始前の準備

プレオルソ治療を始める前に、いくつかの準備が必要です。まず、担当医との綿密な相談が不可欠です。お子さんの歯並びの状態、成長段階、生活習慣などを詳しく伝え、治療計画について十分に理解しましょう。治療期間や費用、治療中の注意点なども確認し、疑問点を解消しておきましょう。また、治療に使用するマウスピースを清潔に保つためのケア用品の準備も必要です。マウスピースを清潔に保つために、専用ケースやケア用の歯ブラシ、洗浄剤などの衛生用品もあらかじめ準備しておくと安心です。さらに、お子さんにも治療内容を理解させ、治療への協力を得ることが大切です。治療への不安を取り除き、積極的に治療に参加できるよう、優しく丁寧に説明しましょう。

治療中の注意点

プレオルソ治療中は、いくつか注意すべき点があります。まず、マウスピースを正しく装着することが大切です。舌を正しい位置に置き、口をしっかり閉じることを意識しましょう。また、指示された時間通りに装着し、常に清潔に保つことも重要です。また、治療中は定期的な通院が必要です。治療の進捗状況を確認し、必要に応じて調整を行うことで、より効果的な治療が期待できます。さらに、お子さんの様子を注意深く観察し、痛みや違和感、装着時のトラブルなどがあれば、すぐに歯科医に相談しましょう。早期発見・早期対応により、問題を最小限に抑えることができます。そして、お子さんのモチベーション維持も重要です。治療期間中は、お子さんを励まし、治療への協力を促しましょう。治療が順調に進み、笑顔で治療を終えられるよう、親御さんのサポートが不可欠です。

プレオルソに関するよくある質問

プレオルソについて、保護者の皆様から寄せられるご質問をまとめました。疑問を解消し、治療への不安を少しでも軽減できれば幸いです。

Q1. プレオルソは永久歯が生える前でも効果があるの?

はい、効果があります。プレオルソは、乳歯列期から混合歯列期(乳歯と永久歯が混在する時期)のお子さんを対象とした早期矯正治療です。永久歯が生える前に、顎の成長を促したり、歯の生えるスペースを確保したりすることで、将来的な歯並びの乱れを予防する効果が期待できます。具体的には、顎の成長を促すことで、永久歯が生えるスペースを確保したり、歯の萌出方向を調整したりします。そのため、永久歯が生える前でも十分に効果を発揮する可能性があります。

Q2. プレオルソ治療は痛いの?

プレオルソは、マウスピース型の装置を使用するため、一般的なブラケット矯正に比べて痛みは少ないとされています。装着初期には、多少の違和感や圧迫感を感じる場合がありますが、すぐに慣れるお子さんも多いです。お子さんの様子を注意深く観察し、気になることがあれば、担当医に相談することが大切です。 治療開始前に、医師から丁寧な説明を受けることで、不安を軽減できるでしょう。

Q3. プレオルソと他の矯正治療法との違いは?

プレオルソは、主に乳歯列期や混合歯列期における早期矯正治療として用いられるマウスピース型の装置です。一方、一般的な矯正治療(ブラケット矯正など)は、永久歯が生え揃ってからの治療が中心となります。プレオルソは、顎の成長を促すことを目的とするため、歯を動かす力は比較的弱く、治療期間も比較的短いです。 ブラケット矯正は、歯を直接的に動かすため、より複雑な歯並びの改善に適しています。 それぞれの治療法にはメリット・デメリットがあるため、お子さんの歯並びの状態や年齢、成長段階などを考慮し、最適な治療法を選択することが重要です。 歯科医とよく相談して、治療計画を立てましょう。

Q4. プレオルソの治療期間はどのくらいですか?

プレオルソの治療期間は、お子さんの年齢や歯並びの状態、治療目標によって大きく異なります。一般的には、1年から3年程度が目安ですが、定期的な通院と、指示された通りのマウスピースの装着が治療期間を左右する重要な要素となります。 治療開始前に、担当医から詳細な治療計画と期間の説明を受けることができますので、不安な点があれば積極的に質問しましょう。

Q5. プレオルソの費用はどのくらいかかりますか?

プレオルソの費用は、治療期間や使用する装置の種類、通院回数などによって異なります。 正確な費用は、歯科医院によって異なるため、治療を開始する前に、必ず見積もりを提示してもらいましょう。 

上記以外にもご不明な点があれば、お気軽によな歯科クリニックまでご相談ください。お子さんの健やかな成長と美しい笑顔のために、一緒に最適な治療方法を探していきましょう。

まとめ:プレオルソで子どもの歯並びを美しく

この記事では、子どもの歯並びの早期矯正として注目されているプレオルソについて、年齢、費用、メリット・デメリットを詳しく解説しました。プレオルソは、永久歯が生え始める前の乳歯列期から開始できるマウスピース型の矯正装置を用いた治療法です。適切な時期に始めることで、歯並びの改善だけでなく、将来的な歯の健康維持にも繋がります。

プレオルソの開始年齢は、お子さんの歯並びの状態や成長段階によって異なりますが、一般的には6歳頃から開始されることが多いです。しかし、早すぎる、または遅すぎる場合のリスクも存在するため、まずは歯科医による精密な検査と相談が不可欠です。治療費用は、治療期間の長さや使用する装置の数などによって変動するため、事前にしっかりと確認しておきましょう。

プレオルソのメリットとしては、早期治療による効果の高さと、比較的短い治療期間、そして生活への影響が少ない点が挙げられます。一方、デメリットとしては、効果に個人差が見られることに加え、取り外しが可能な装置であるため、お子さまが装着を嫌がったり、決められた時間装着を続けられない場合には、十分な効果が得られにくい点が挙げられます。また、すべての歯並びの不正に対して効果があるわけではないことにも注意が必要です。

そのため、プレオルソが最適な治療法かどうかは、お子さんの状態やご家庭の状況を総合的に判断する必要があります。

プレオルソ治療を検討されている保護者の皆様は、信頼できる歯科医院を選び、治療開始前の準備や治療中の注意点などをしっかりと確認し、お子さんと共に治療に臨んでください。 お子様の輝く笑顔と健康な歯のために、適切な判断と行動を心がけましょう。 少しでも不安な点があれば、遠慮なく歯科医にご相談ください。 健やかな成長をサポートする上で、プレオルソは有効な選択肢の一つとなるでしょう。

子どもの歯並びについて、もっと詳しく知りたい、またはプレオルソについて相談したい場合は、よな歯科クリニックまでお気軽にご相談ください。

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